桂の小部屋
管理人のネタ帳&ぼやき…
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ひとりぽっちで、4主坊祭りとかやっている管理人です。
原稿も、やってますっ……ちょっち今つじつま合わせの最中だったりしているので、執筆速度が落ちているのですが…。火曜か水曜には、通販の予約を開始したいので…頑張りますっ。
が、それとこれとは…(以下、省略)
で、萌えを何とかしなければ駄目だっ、と思い至って…。
またまた、こっそり書いておきま…す。
先日の4主坊の続き…です。はははははははっ(汗)
反応ないかな、と思っていたので。賛同して下さる方は、嬉しいです。
同志、と呼ばせて下さいっ!
※初対面で出来上がってから、数ヶ月後設定。
※名前などは、走り書きの最後に説明…。
※普段、サイトで書いているどの4主とも違う性格なので、要注意(総攻め)
※坊が乙女入っているけど…(以下、省略)
※上記で大丈夫の方のみ。どおぞ…(別に、今回エロがある訳ぢゃないし…ね)
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『最後の命令だ。私の為に――死んでくれ』
『承知致しました、我が主』
「ルーファっ!朝だよ、良い天気だよ!さぁ、起きて起きてっ!」
洗濯しなくちゃ。せっかくの快晴だ、家の中の洗い物全部出せと騒ぐ同居人(断じて、同棲しているのでは無い)がシーツを剥ぐ手に最後まで抵抗した部屋の主は、間近に迫っていた笑顔に飛び起きる。
「アークっ!何時っ、戻ったんだよっ…」
「んんー?30分くらい前?」
洗濯機をセットしたら、食事の支度を再開。本当に良い天気だから、朝食はテラスで食べようか?と満面の笑みを浮かべ聞いてくる人へ、少年は膨れっ面のまま頷いた。
「ってか、休日なんだから…」
もう少し寝かせておいて貰いたかったのに。
断固抗議したい処だが、彼の作った朝食を逃すのは―ここ数ヶ月でやたら舌が肥えた為―非常に痛い。明け方まで専門書と睨めっこしていた眸を瞬かせながら、ラルクファルト・マクドールはバスルームへ向かった。
『着替え、置いておくからね。今日の予定は?』
熱いシャワーを浴びているラルクへ、磨りガラスの扉越しに声がかかる。
頭の中でスケジュールを確かめ特に用が無い事を告げれば、暫しの間の後大袈裟な溜息が聞こえた。
「アーク?」
『本当に休み…だったんだ?残念……』
「何が……、っ!」
身体が暖まっただけでない熱が、一気に頬に集中する。
用が無い=自宅にいる。つまりは。
『お仕事して戻った恋人を、ベットで優しく慰めてくれる気は……』
「無いっ!」
さっさと朝食の支度をしろっ!怒鳴れば、笑い声が響いて。去って行く気配に、ひとまずバスルームでコトに及ばれる危機は去ったと、ラルクは胸を撫で下ろした。
長ったらしい名前(ラルクも友人達に云われるが)なので仕事時は略名を使っているという彼の、祖国を調べていた為に寝るのが遅くなった、とは云えないラルクはふわふわのオムレツにすさんだ心を癒されていた。
「どうしたの?美味しくない?」
「悔しいけど……美味いっ」
「微妙な顔だね、試験の結果が悪かったりした?」
「僕は首席から順位を落とした事は無い」
「………ぁっそ」
美味しいならいいや。
会話を打ち切る青年は、片手にマグカップを持ちもう片方の手で新聞を捲りつつ、端末の文字も追うという器用さを披露している。何でも屋、という職業と聞いているが、それだって本当なのか判らない。
本名だけは、始めて身体を重ねた翌日に教えて貰ったけれど。時に流されるように日々を過ごしていく人種とは違う、濃い闇の気配を纏っている彼の隠している本心が知りたかった。
どんな体験を経て、自分の側に辿り着いたのかを。けれどそれは、彼の過去の傷を抉る行為でもある。迂闊には触れないと、ラルクはぼんやり思った。
「ルーファ、午後から一緒に出掛けないか?」
「今日中に戻って来られる場所なら行く」
「俺って…信用無いなぁ」
「前例があるから」
お代わり、とマグを差し出せば自分のマグも持った彼は席を立つ。ワンルーム故に全てが見渡せる部屋の、対面キッチンの向こう側で彼は飲み物だけでなくデザートまで用意し始めている。
「場所だけど此処から車で2時間弱、エルイール近くの岬まで。どう?……付き合ってくれる?」
「……いいけど、何があるんだ?」
「俺のたった一人の騎士の――墓参り」
冗談のように軽く、過去の切れ端を見せた男はフォークを銜えたまま呆然となっている少年へ、綺麗に笑った。
◆坊/ラルクファルト・マクドール 愛称/テドさん専用:ファル、友人専用:ラルク、4主だけは、ルーファと呼ぶ。
高校3年の受験生、マクドール財閥の子息。ペントハウスで、4主と同棲中(笑)
「生と死」はまだ、継承していない。
◆4主/アーディルクロス・ヴェルゼ・ラ・クルデス(本名):普段は面倒なので、デイルと名乗っている。
クルデスの名は使えない、「オベルの冥王」だとバレるから(爆笑)坊だけアークと呼ぶ。
25歳独身、王制国家から無血で共和国となったオベルの、最期にして最強の覇王。
クレイ商会を全滅させた張本人。唯一の騎士の名は、トロイ(笑)「罰」の継承者。
楽しすぎる設定で済みまっ…(汗)でも、かっちょ良い4主が書けるから、幸せぇ(笑)
他の方々の設定も、次々に出来ているんですが。それは、専用部屋が立ち上がったら其処での御案内にしよう…かとっ。ははははっ(汗)