桂の小部屋
管理人のネタ帳&ぼやき…
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+++真なる女王騎士+++
※管理人の夢がネタになっている為、有り得ない設定となっております。
御注意下さい。
※テド4ですが、嬶天下です(笑)
「おい……」
「んーん?」
「食いながら警護すんなって何度云えば判るんだっ、コラぁ!」
「蟹マンは作りたてが一番美味しいからvv」
蟹、居るんだ…?
ソルファレナって内陸に在る首都じゃなかったですか?
いいや、この饅頭魔神にナニを云っても無駄だ、ムダ。
饅頭の具材の為ならば、一国を滅ぼしても良いとさえ考えるヤツだ。コイツはっ!
だから、そう…だからだ。
自分が、この阿呆の側に居て見張っているのは、世の為人の為。
並べた言い訳の中に自分自身の幸せが入っていない事に、ちょぴりだけ…涙が出そうになったテッドだったりする。
「それにしてもー…、似合わないね?」
「ほっとけよっ!俺が一番っ、そう思ってんだっ!」
「やっぱり、テッドには青…かなぁ」
でも、ファレナの女王騎士の衣装は黒が基準。
それは、臨時バイトの身であっても変わらない。
「大体…、お前…此処で紋章の番をするってどういう事か、判ってて引き受けたのかよっ!」
「太陽の暴走を食い止めれば良いだけ、でしょう?ナニか問題が?」
「大有りだっ、馬鹿…っ」
一人で旅していた頃は良かった。
追っ手の気配に気を配り、戦争の火種となりそうな場所を極力避けていれば心は平穏無事、心労が嵩む事も無かったのだ。
「なのにっ。どーしてお前に会っちまったんだろう…な、俺」
「テッドの運は、リングの力を借りなきゃスノウ並みだったよねー」
「お前がっ!ムダに有りすぎなんだっ!」
その有り余る運を俺にも寄越せ。
歯茎まで剥き出して怒鳴れば、真紅の飾り帯を揺らし彼が笑った。
「分けてあげられるならそうしたいけど、無理じゃない?」
「………………」
「さぁて、ふざけるのはここまでにして。本日最初のお勤め、だよ」
「……………あぁ」
不敵な笑みを引っ込めた、漆黒の衣装の二人が封印の間へ向き直る。
高々と上げるのは、闇の紋章を宿した互いの手。
閉ざされている筈の扉の隙間から、瞼を閉じていても感じられる程の光が溢れ出すのへ、宿っている紋章の闇を放った。
「――――黒い影」
「―――諸刃の剣」
甲高い女性の悲鳴に似た不気味な音が、扉の向こう側から響く。
一気に光は収束し、辺りにまた静寂が戻った。
「ったく、面倒な紋章だぜ…」
「まったくね。長く女王を守護してきたからなのか、もともと属性が女性っポイのか…判らないけど、時々発作的に魔力を解放しようとする紋章なんて、迷惑なだけだよ」
オベル王家に連なる者からの懇願で、真なる紋章を宿したエルシドが助力に来たのだが、初見でうんざりした。対なる夜を求め続けている太陽の紋章は、罰の闇にまで光の触手を伸ばしてきたのだ。これは一人では荷が重い、二国間の取り決めを放り投げ逃亡しようと思っていた処に。彼と再会した。
有無を云わさず太陽宮まで引っ張り込んで、以来二人掛かりでの簡易封印作業は続いている。
「なぁ…、何時まで…俺達はこの紋章のお守りをするんだ?」
「テッドが心配するほど長くはならないよ、きっと」
だって、この国の頭上には星が在るから。
違えなく意味を読みとった彼の顔が、一瞬歪む。
「戦争が……起こるんだな?」
「多分、ね」
でも、僕達には関係ない事だから。
それまでに何とか太陽を宥め、巻き込まれる前に逃げてしまおうよ。
百年以上昔に見たくったくない笑顔をみせるエルシドへ、テッドは着慣れぬ衣装の襟元をくつろがせながら頷くのだった。
夢ネタだから、つづかないっ(笑)
お揃い…だったっ!
対みたいな衣装で、立ってた二人に、起きてから胸がきゅんきゅんしましたっ!まぢでっ(笑)
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